ポスクロ；星の王子様が愛されるのは世界共通？

２回目の送信はロシア、ポストカード選び

次に引いたのはロシアの１３歳の女の子。日本人ポストクロワッサーは総じて大人が多いが、英語がよく使われている国やまた学校単位でポスクロをしていたりと世界のポストクロワッサーは年代に幅が広いのである。彼女の希望は動物、自然、星、日本のアニメといくつか希望が書いてある。日本からの受信は風景が多いようだ。ポストカードフォルダーを見て送り先にふさわしいカードを探すのが楽しみである。私が唯一持っている日本のアニメのカードは箱根で買ったエヴァンゲリオンのカードである。エヴァンゲリオンの第三新東京市は箱根なので。だがそのポストカードは和紙なのである。ポスクロは日本人同士のカード交換よりも丈夫なものを選ぶべきらしい。ちょうど届いた日本人同士のポストカード文通が雨に濡れて字が滲んでいるのを見て、和紙をロシアに送るのは諦めた。日本にいながら日本のアニメの使えるカードがないという現実。アニメのカードは都心なら売っているのだろうか。

彼女の送信リストを見ると星の王子様のポストカードがいくつかあった。送るぐらいなのだから好きなのだろう。私は鎌倉の葉祥明美術館で買った星の王子様のポストカードを送ることにした。これは星の王子様の作者サンテグジュペリが描いた絵ではなく、絵本作家の葉祥明が描いたイラストなので彼女も持ってないだろう。そして彼女の好きな星カテゴリーにもなるし。

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図書館で久々に星の王子様を

私は図書館に向かい、英語の本とそして星の王子様を並べて文章作りに取り掛かった。星の王子さまはフランス文学コーナーにありなかなか探すのに手間取った。絵はB162小惑星の絵なのでそのあたりの話を読む。星の王子様の本を葉祥明が絵本にしそれがこのポストカードなのだがどう伝えればいいか悩む。このポストカードは葉祥明が描いた絵で彼は日本の絵本作家であり、星の王子様を愛してる。と結局文章を作った。本家のイラストだと誤解させてしまうのもあれだし言葉足らずながらもそれなりに伝わったかと思う。私は彼の美術館に行った。B612小惑星のことが好き、活火山、小さいバラ、バオバブ、羊。最後日本からの引用、大切なものは目に見えないで締めくくった。